男の子になりたがる娘
娘は5歳です。
1歳頃から、電車や車が好きで、あまり女の子らしいものは興味を示すことがありませんでした。
そして、2歳頃から段々と仮面ライダーや戦隊モノに興味を持つようになり、気がついたらおもちゃや絵本、洋服など、男の子のものばかりになっていました。
それでも「これもこの子の個性なんだから、大切にしてあげよう」と、親として指摘することはしませんでした。
幼稚園でのお友達も男の子ばかり。外で仲良くなるお友達も皆、男の子です。
「女の子の遊びはつまらない。アイドルなんて、フリフリなんて気持ち悪い」。「将来は仮面ライダーになる!」というのが娘の口癖でした。
そんな中で、4歳ごろから「男の子と女の子の違い」を意識するようになって、「男の子になりたい」という願望が出てきたようで、「なんで男の子に生んでくれなかったのか!男の子になりたい!大きくなったら、お母さんみたいに女の人の体に変わっちゃうのが怖い!」と泣いて訴えることが多くなりました。
流石にこのままではいけないと思い「あなたは女の子として生まれてきたけれど、あなたが嫌なら、大きくなったら男の子に変身することもできる。今は女の子だけど、無理して女の子みたいにならなくて良いんだよ。自分のこと無理して隠さなくて良いんだよ。仮面ライダーになれるように、お母さんも応援するよ!」と教えてあげました。
すると、少し本人も「無理して女の子にならなくてもいいんだ。好きなものは好きと言っていいんだ」と思えるようになったようで、周りの女の子のことも、女の子として受け入れられることができるようになったり、「女の子だから~、男の子だから~」と型に当てはめずに、自由に自分を表現することができるようになったと思います。
とてもむずかしい問題で、人されぞれ様々な考えがあるとは思いますが、私としては、4歳で自分が感じている違和感を、ちゃんと伝えてくれたことが、私としてはとても嬉しかったです。
これから成長し「やっぱり男の子になりたい」と娘が望んだときは、私も夫も、娘のことを受け入れてあげようと思っています。